クール王子ととろける溺甘♡同居
「べ、別になにもないよっ!」
「なんかあったな」
「な、なにもないって!」
「そんな真っ赤な顔してよく言うよ。座りな。根掘り葉掘り聞いてやる。私に秘密ごととか許さないぞ」
「うっ……」
中学の頃から色々と心配をかけてしまってる舞子には正直、なにもかも全部話したいって言うのが本当の気持ち。
でも、希夜くんと私が今してることを聞いて舞子がどう思うのか心配だ。
そんな中途半端なことするなんてふしだらな女だって、呆れられるんじゃないかとか。
「舞子に、嫌われたくない」
「そんなの内容による」
「き、厳しい……」
「そりゃそうでしょ。もしあんたが間違ったことしてるならそれは全力で止めるし、親友なんだから」
「舞子……」
舞子のセリフがすごく心に響いて、この子にはなんとしてでも正直に全部話さなきゃと思った。
私は、意を決して、希夜くんとの関係を説明した。