焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新
「期間限定のアメ。それ食べて残りの修正頑張れ」
ポップな包みには期間限定!と印刷されていた。
「瀬戸さん、ありがとうございます。頑張ります」
「よし、俺もクリエイティブ部行ってきますか」
瀬戸さんは分厚いファイルを片手に隣にあるクリエイティブ部へ向かっていった。
琴美の言葉によって改めて瀬戸さんのことを考えたせいか、ひとつひとつの行動を意識してしまう。
まあ、私だけ意識したってどうしようもないかと思いつつアメを口に放り込んだ。
振り返った瀬戸さんが、こちらを見ていると気づかずに。