焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新

果物が売られてるコーナーに行ったら、また会えるかな?

まあそう何度も会えるわけじゃないか、と諦めて早々にお会計をして外へ出ると。

「あ、成宮さ……」

数メートル先に同じスーパーの袋を持った成宮さんがいて、声をかけようと思ったけど。

その隣には、知らない美人なお姉さんが寄りそっていた。

「え……」

背は成宮さんより少し低いくらいで、モデルですかっていうくらいスタイルがいい。

毎日どうやって生活していればその体型を保てるんだろう?

会話までは聞こえないけど、雰囲気的にすごく親しそう。

成宮さんもバーでお客さんを相手にするときの顔じゃなくて、素に近い感じがする。

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