焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新
「なによ?もしかして和花菜行ったの?まさかバーテンダーさんの家に?」
「それが……成宮さんの部屋から、超絶美人な女の人が出てきてね」
「うん、なんで成宮さんの部屋を知ってるのかはもう聞かないでおくけど。だから言ったじゃない」
バーテンダーでしかもイケメンだったらおかしくないでしょ、と。
「和花菜もあんまり深く踏み込むの、やめておきなさいよね」
ほらプリンあげるから、と項垂れる私の前にプリンをおいてフリースペースを出ていったのだった。
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そして、成宮さんと美女の関係に頭を悩ませていると。気づけばもうこの日がやってきた。
「マスター、今日は誘ってくださってありがとうございます」
「和花菜ちゃんに手伝ってもらってイベントが開催できたんだから。来てくれて嬉しいよ」