焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新
瀬戸さんは取り乱すこともなく、余裕の笑みを浮かべた。
「ねぇ、樹季もそう思うでしょ?」
なぜ成宮さんにも話を振るんだ。
「ええ、そうですね」
否定してくれればいいのに。
成宮さんがこの場で否定する可能性はゼロだと理解していても思わずにはいられない。
さっきはブレーキをかけつつ飲むとか言ったのに逆にノンストップで飲み続けた。
瀬戸さんのそろそろ帰ろうか、の一言でお開きとなり椅子から降りる。
「和花菜さん。コートをお持ちいたしました」
私と瀬戸さん、二人分のコートを持って成宮さんが傍に立つ。
瀬戸さん同様私も自分で羽織ろうと思ったら。
「どうぞ」
洋服を試着すると時みたいに成宮さんが着せてくれようとする。
ここで抵抗してもどうしようもないかとコートに腕を通した。
「ねぇ、樹季もそう思うでしょ?」
なぜ成宮さんにも話を振るんだ。
「ええ、そうですね」
否定してくれればいいのに。
成宮さんがこの場で否定する可能性はゼロだと理解していても思わずにはいられない。
さっきはブレーキをかけつつ飲むとか言ったのに逆にノンストップで飲み続けた。
瀬戸さんのそろそろ帰ろうか、の一言でお開きとなり椅子から降りる。
「和花菜さん。コートをお持ちいたしました」
私と瀬戸さん、二人分のコートを持って成宮さんが傍に立つ。
瀬戸さん同様私も自分で羽織ろうと思ったら。
「どうぞ」
洋服を試着すると時みたいに成宮さんが着せてくれようとする。
ここで抵抗してもどうしようもないかとコートに腕を通した。