焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新
ピンポーン。
休日だからと部屋を片付けていたら、チャイムが鳴った。
あれ?私何か注文してたっけ?
お母さん達からも荷物を送ったみたいなことは言われてないし。
不審に思ってドアののぞき穴から確かめてみる。
「……うそ、亜里沙さん?」
ドアの前に立っていたのは私服姿の亜里沙さんだった。
私の部屋と成宮さんの部屋のインターホンを間違えて押しちゃったのかな?
いや間違えるわけがないよね。
間違えるわけがないって確信が持てるからこそ、余計不思議だ。
「はーい」