焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新

彼の中で、私は今どんな立ち位置なのかな。

「成宮さん」

指先で頬に触れてみる。熱い。

初めて触れた、成宮さんの頬。

『常連の客』それ以上でもそれ以下でもないのか、今みたいに一緒にいて安心してもらえる存在なのか。

都合のいいように解釈してしまいそうになる。

でも、ちょっとだけ。

勘違いしても、いいですか。

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