藍と未来の一つ屋根の下
「昨日ミクちゃんがきたんだよ。うちらの教室」
「未来が?なんで」
「聞いてないの?」
昨夜、藍は帰宅するとてる子ばーちゃんと父の和夫に「ミクちゃんは次いつくるんだ」と聞かれた。
高校に入学して、それまで毎日のように藍の家で夕飯を食べていた未来は「いつまでもお世話になれないから」と、これからは自分でママと頑張ると言った。
高校になると藍と未来の生活リズムも変わる。
いつまでも甘えていられないと思っての未来のけじめでもあった。
むしろ未来よりも、未来のことを3歳の頃から子供同然に育ててきたてる子ばーちゃんと和夫が寂しそうだ。
事あるごとに藍に「ミクちゃんはいつくるの?」と質問するので昨晩LINEをしたのだった。
『今週飯くる?』
昨日藍が未来に送ったLINEは返ってこなかった。いつもならすぐ返ってくるか、夜寝ていれば朝返ってくる。
教室に入ると、ユーリンと藍の見慣れないツーショットは周りの注目を集めた。
「うちの高校の2年に青山の彼女がいるって聞いて、驚いてたよ。ミクちゃん」
藍にそれだけ告げるとユーリンは、何事もなかったかのようにクラスメイトの輪に入っていった。
「未来が?なんで」
「聞いてないの?」
昨夜、藍は帰宅するとてる子ばーちゃんと父の和夫に「ミクちゃんは次いつくるんだ」と聞かれた。
高校に入学して、それまで毎日のように藍の家で夕飯を食べていた未来は「いつまでもお世話になれないから」と、これからは自分でママと頑張ると言った。
高校になると藍と未来の生活リズムも変わる。
いつまでも甘えていられないと思っての未来のけじめでもあった。
むしろ未来よりも、未来のことを3歳の頃から子供同然に育ててきたてる子ばーちゃんと和夫が寂しそうだ。
事あるごとに藍に「ミクちゃんはいつくるの?」と質問するので昨晩LINEをしたのだった。
『今週飯くる?』
昨日藍が未来に送ったLINEは返ってこなかった。いつもならすぐ返ってくるか、夜寝ていれば朝返ってくる。
教室に入ると、ユーリンと藍の見慣れないツーショットは周りの注目を集めた。
「うちの高校の2年に青山の彼女がいるって聞いて、驚いてたよ。ミクちゃん」
藍にそれだけ告げるとユーリンは、何事もなかったかのようにクラスメイトの輪に入っていった。