藍と未来の一つ屋根の下
「こうきたかー！！！」

スマートフォンの写真を覗き込んで美咲が言う。

「あ、意外かも〜。ミクの彼氏だからジュンジュンみたいな大人爽やかみたいな人想像してた。目元優しいみたいな。この人イケメンなんだけど目元とか鋭いね」

と、未来に抱きついたままのリー子。

「でもクラスにいたらクールで憧れちゃいそうなタイプじゃない？ファン多そう」

と、カナ。

人の彼氏だと思って、3人は好き放題感想を言う。

「ミクはジュンジュンが絶対合うと思ったんだけどなぁ。このタイプは読めなかったわぁ」

と、美咲。

「今度連れてきてよ。ミクの彼氏」

リー子が言うとカナも「私も会いたい」と続けた。

「来ないと思う」

「えーなんでー！」

「藍そういうの苦手だから…」

「マー君とは正反対のタイプなんだよきっと」

カナが言うと美咲が「どう言う意味！？」と詰め寄って、すぐこう行った。

「じゃあ会いに行っちゃおう！」

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