さよなら、Teacher
「あ、メグミ先生。久しぶりぃ」
ヒロも笑顔で迎えてくれる。傷心の恵にはその笑顔も救いになった。
「オレ、センセに報告があるんだ。
二学期始まってすぐに英語の抜き打ちテストがあって。
それがさ、見てくれよ。
じゃーん、41点!今まで取れても○×や、選択問題のまぐれ当たりだけで、10点台くらいだったのにさー。学校の先生もビックリしてたよ。夏休みに一体どんな勉強したんだっ…て…
メグミ先生?」
恵はヒロの答案用紙を受け取ると、それをじっと見つめた。
結果がこんなにはっきりと形となったのは、うれしかった。いつもの恵なら素直に手放しで喜べた。
でも、今日の恵の胸には大きな風穴がぽっかりと開き、しかもそこからは血が止めどなく流れていた。
ヒロも笑顔で迎えてくれる。傷心の恵にはその笑顔も救いになった。
「オレ、センセに報告があるんだ。
二学期始まってすぐに英語の抜き打ちテストがあって。
それがさ、見てくれよ。
じゃーん、41点!今まで取れても○×や、選択問題のまぐれ当たりだけで、10点台くらいだったのにさー。学校の先生もビックリしてたよ。夏休みに一体どんな勉強したんだっ…て…
メグミ先生?」
恵はヒロの答案用紙を受け取ると、それをじっと見つめた。
結果がこんなにはっきりと形となったのは、うれしかった。いつもの恵なら素直に手放しで喜べた。
でも、今日の恵の胸には大きな風穴がぽっかりと開き、しかもそこからは血が止めどなく流れていた。