恋、キタル。
「何?もう携帯も返したし用はないでしょ?もう会う事もないし。さようなら。」



愛想なく言い放つ。



『俺また会社戻んないといけないんだよ。』




んな事聞いてないし。



『今日待たせたお詫びに今度飯に行こう。また連絡するよ。』



そう言って彼はあたしの腕を離しホームへと歩く。



「ちょ、ちょっと待ってよっ!」



あたしがそう叫ぶと



『携帯に俺のアドレス入れといたから。また連絡するよ。里桜(リオ)ちゃん♪』



そう言って彼は背を向けヒラヒラと手を振りホームへと続く階段を登っていく。


軽い奴…
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