恋、キタル。
『夜になると街の明かりがすごくキレイなんだ。イルミネーションみたいで。俺のお気に入り場所♪』



少年のような笑顔で答える彼を見て思わず顔を赤らめる。



『顔赤いぞ。』




「暑いんだってば。」



『ふ〜ん。冬ってのに暑いんだ?』



「すごく風がひんやりしてて気持ちいい。」



背伸びをするあたし。



その横でタバコに火をつける彼。



つい見とれてしまう。


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