ヒロインvs悪役
次の日、私は朝からいろんな人に驚きの目で見られていた。
それは教室に入ってからも同じで。
「え、姫ちゃん…?」
あまり話したことのない女子からも声をかけられるほどに驚かれていた。
「二人とも、おはよう」
いつものようにサナとユカの元へ行くと
「あ、姫。おは……、え?」
「姫…!?」
案の定驚かれた。
その理由は
「えへへ、切っちゃった」
私がバッサリと髪を切ったからだった。
少し切ったとかそんなレベルじゃない。
ベリーベリーショートと言っても過言じゃないくらいに一気に短くした。
こんなに短く髪の毛を切ったのは初めてだった。
それにお化粧も香水もリボンもやめた。
これは私なりのけじめ。
今まで何も出来なかった、何も言えなかった、
そんな私はもういらない。
出来ない、言えない、
なんて。
それは甘えでしょう?…春君。
それは教室に入ってからも同じで。
「え、姫ちゃん…?」
あまり話したことのない女子からも声をかけられるほどに驚かれていた。
「二人とも、おはよう」
いつものようにサナとユカの元へ行くと
「あ、姫。おは……、え?」
「姫…!?」
案の定驚かれた。
その理由は
「えへへ、切っちゃった」
私がバッサリと髪を切ったからだった。
少し切ったとかそんなレベルじゃない。
ベリーベリーショートと言っても過言じゃないくらいに一気に短くした。
こんなに短く髪の毛を切ったのは初めてだった。
それにお化粧も香水もリボンもやめた。
これは私なりのけじめ。
今まで何も出来なかった、何も言えなかった、
そんな私はもういらない。
出来ない、言えない、
なんて。
それは甘えでしょう?…春君。