キミの運命の人は俺じゃない
「きゃー!!!
カッコいいですね。あっこの人が噂の花嫁さんですか?可愛い、、、お似合いですねぇ。いいなぁ、私も早く結婚したーい」

恵ちゃんがうっとりした目で携帯の写メを見つめる。

「恵ちゃん可愛いからすぐお嫁にいけるわよ。はぁ、、、、私なんて昨日手元にブーケよ。ブーケ。相手もいないのに誰に嫁げっていうのよ!」

力いっぱい手にしたフォークをトマトに突き刺す。

「二次会どうだったんですか?
晒名先生のお友達や普段おみかけできないうちのドクターたちもたくさんいらしてたんじゃないんですか?」

恵ちゃんの言葉に昨夜のデキゴトが頭をよぎる。
赤くなりそうな顔をごまかして大きく顔の前で手を左右にふる。

「ないない!!
高校の同級生と久しぶりにあったからそっちでもりあがってた」

「そうなんですか?
せっかくのチャンスだったのに残念ですね」
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