キミの運命の人は俺じゃない
熱い身体が外気に触れ涼しくて心地いい。

誰かが耳元で私の名前を呼ぶ。
「亜沙美、、、」

誰だろう?

せつなげにくりかえし名前を呼ぶ、、、
その声には聞き覚えのある、、、
虎太朗ではない誰かの声。

外気に触れている素肌に熱い大きな手が優しく触れる。

身体をまさぐる手を捕まえてそっと口付ける。

「この手、、、好き。
だ、、れ、、?
虎太朗じゃない、、、

この手覚えてる。
私の大好きな手、、、
私を呼ぶのはだれ、、、。?
その声、、私はしってる、、、
お願い、、、
痛みから解放して、、、」



静かにそっと唇が重なった。

優しく大きな誰かに包まれて、だんだんと痛みが和らぎ私の意識は深く沈んだ。
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