キミの運命の人は俺じゃない
「 虎太朗!!!
  湊はどこ!!!!」

私の怒鳴り声と、院内で下の名前を呼び捨てる私に虎太朗は大きく目を見開きぎょっとしていた。

「あさっじゃない、なっ長田先生!?
どうしたんですか!」

「湊に用があるんだけど!!!
どこにいんのよ!」

私の勢いに恐れをなした虎太朗は

「仮眠室、、、、」
と奥の扉を指さした。
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