キミの運命の人は俺じゃない
亜沙美は連絡先も教えてくれず、あんなに愛し合ったのに一晩だけの関係だとあっさり俺を突き放す……


俺は再び彼女を深く求める。

俺を忘れることのないように。

どんなに彼女を愛しているのかを知っていてもらうために。

結局、、、、

告白も、プロポーズも全部計画通りになんてならなくて、、、、、


彼女を手に入れるために

かっこよく決めるはずが恥ずかしいほどカッコ悪くて必死で、、、

指輪もベットの上で裸のきみに渡すはめになった、、、、

最悪だ。


きみの瞳に俺はいつも狂わされ、ものごとがいつも上手く進められないんだ。

「恋愛なんてそんなもんだ。

でも、こんなに必死な湊ははじめてみたな」

と虎太朗は俺のため息混じりにしたベットの上の告白話に楽しそうに笑い

「俺と葵の大事な親友だ。
一生大事にしろよ」

と俺に念をおした。


「わかってる。」


あの日、彼女をホテルへ連れ去る前に交わした会話が再び繰り返された。
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