できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
「手が好きです。」
「見た目かよ。しかも手って。」
司がくしゃっと笑う。
「大きくて優しくて、すべてを包みこんでくれそうな安心する手。いつもあったかい。」
桃は司の手を自分の頬に近付けた。
「一回しか言わないからな。」
「ん?」
司は突然真剣な表情になった。
「まっすぐで一生懸命でかわいい。でも人一倍不器用で守りたくなる。俺だけが理解していたくなる。この手の中に捕まえていたくなる。ずっと目が離せなかったんだ。俺は桜木桃って存在から。」
司はそう告げると桃の頬にもう片方の手も伸ばした。
「見た目かよ。しかも手って。」
司がくしゃっと笑う。
「大きくて優しくて、すべてを包みこんでくれそうな安心する手。いつもあったかい。」
桃は司の手を自分の頬に近付けた。
「一回しか言わないからな。」
「ん?」
司は突然真剣な表情になった。
「まっすぐで一生懸命でかわいい。でも人一倍不器用で守りたくなる。俺だけが理解していたくなる。この手の中に捕まえていたくなる。ずっと目が離せなかったんだ。俺は桜木桃って存在から。」
司はそう告げると桃の頬にもう片方の手も伸ばした。