できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
「ただいま」
司は玄関の明かりをつけた。
「桃?」
部屋も暗くて電気をつけるとソファに桃が横になっていた。

「どうした?具合悪いのか?」
司がネクタイを緩めながら近づくと桃は起き上がり司に抱きついた。
ふいに抱きつかれた司は少しバランスを崩しながら桃を抱き止める。
「なんかあった?」
桃の頭を撫でる。


桃はどんな顔をしたらいいか分からなかった。
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