できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
「まだ濡れてる」
司は桃の髪についた滴をタオルで拭いた。
大きな筋のとおった手。指、長いなぁ。まじまじと司の手を見ていると
「ごめん。嫌だった?俺、人と距離が近いんだよ。」
と司はくしゃっと笑う。
「いえ。ありがとうございます。今日のことも、先日の栄養ドリンクも。」
「いいえ。」
頭を下げる桃にまた司は頭を撫でる。
この人は簡単に人の心に近づいてくる。自分には無いものを持ってる。直感的に桃は感じていた。
司は桃の髪についた滴をタオルで拭いた。
大きな筋のとおった手。指、長いなぁ。まじまじと司の手を見ていると
「ごめん。嫌だった?俺、人と距離が近いんだよ。」
と司はくしゃっと笑う。
「いえ。ありがとうございます。今日のことも、先日の栄養ドリンクも。」
「いいえ。」
頭を下げる桃にまた司は頭を撫でる。
この人は簡単に人の心に近づいてくる。自分には無いものを持ってる。直感的に桃は感じていた。