できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
「どうしたらいいか自分でもわからないんだろ?」
桃は首を縦にふる。

「こればかりは俺もはじめてで分からないからなぁ。桃の気持ち分かってやれてないよな。ごめん。」
桃は首を横にぶんぶんとふった。

「無理だけはしないでほしい。俺にできるサポートはなんだってやるから。あとは、俺が一緒に考えられることあればいつでも言ってほしい。」
「うん。」
「ふたりのことなんだから。ふたりで考えよう。」
「うん。」
司は心地よいリズムで桃の背中をさすった。
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