できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
自分の机の上に更に積み上がった書類をみて小さくため息をついてから桃は一枚ずつこなした。

「桜木。大和物産で打ち合わせじゃないのか?」
「はっ!」
課長の紺野司の言葉に桃は慌てて時計を見た。

自分としたことが!打ち合わせまでかなり急がないと間に合わない時間だった。

「課長、気づいてくださりありがとうございます。行って参ります。」
打ち合わせの資料を持つと桃は急いで打ち合わせに向かった。

会社から少し離れたところで桃は走りはじめる。
ホントにやばい!

走る度に頭に心臓でもついているかのようにずきずきと痛む。それでも必死に走った。
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