できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
忘れてた…。
ほとんど定時で帰ると待っているのは…満員電車…。
それでも早く帰りたい。

桃は覚悟を決めて乗り込んだ。

あー狭い。きつい。いい場所まで流れ込めなかった…。つかむ場所も確保できてない。このままあと3駅かぁ。そんなことを考えながら必死に足に力をいれてバランスをとっていると…
「桜木」
と聞きなれた声が聞こえた。

声と同時に腕がひかれる。
「すみません。通してください。」
その声に周りの人が少しずつよけてくれて腕をひかれたどり着いたところにいたのは司だった。
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