できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
かなり整頓された部屋には必要最低限の家具と物しかなかった。でもデザインやカラーセラピー、アレンジ技術、図面の書き方やモデル建築…。大きな本棚にたくさんの本があった。そのセレクトが面白い。

桃はその本棚の前で目を輝かせていた。

「好きな本あったら自由に読んで」
そんな司の言葉に桃が1冊本を手にする。

司のいれてくれたコーヒーを飲みながらふたりはソファで寄り添い1冊の本を一緒に読む。

海外の建築物の写真がたくさん入った本でふたりは豊富な建造物についての知識を出しあい充実した時間が過ぎていく。
はなしながらお互いに感性が似ていることに改めて気づいた。
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