薔薇色の日々(仮)
私はA子
平凡を絵にかいたような毎日
そんな毎日を生きる 至って普通な女の子
それが 主人公A子
A子は現在19歳
どこにでもいるような ごくごく普通な女の子に過ぎない
A子には 二人の兄と一人の妹がいて
父も母もいて
何も不自由のない
普通の生活
普通の毎日
「おはようございます」
「おはよう」
「今日からお世話になります A子です
よろしくお願いします」
ごくごく普通な女の子A子は
ごくごく普通に
地元でバイトを始めた。
ステーキ「モアナ」
某有名映画に出てきそうな店名
南国意識なステーキ屋の店内
別にモアナという名前が気に入ったわけでも
ステーキが好きなわけでもない
ただ近かったから
関係ないのだ
バイトを始めようが
どこでやろうが
私はごくごく普通な女の子A子
それ以上でも以下でもない
絵に描いたような平凡な毎日を
1年365日繰り返し
平均寿命80年少しまできっとこの毎日の繰り返し
私の人生に刺激もいらないし
そんなもの訪れない
だって私は普通の女の子A子だから
そう思っていた
あなたに会うまでは
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