年下幼なじみにずっと愛されてました




私は1か月学校を休んだ。


肘の怪我は皮膚が盛り上がり、跡がうっすら残ってしまった。
結構深くまで切っていたらしい。



傷は塞がったが、跡が残ってしまうことに両親たちは複雑そうな感じ。

髪の毛も切られた長さにお母さんが揃えてくれた。
顎の位置で切り揃えられた髪


部屋にいて考えるのは、バスケをどうするか。
そして、遥との関係がどうなるのか。



部屋にあるボールを最初は見ることもできなかった。

それに、怪我した肘を思いきり動かすことに恐怖心があった。




遥とは、今までいくらずっと一緒にいたからと言って、遥を取り囲む状況が今までの比ではないということが今回のことで良く分かった。

昔から女の子たちに人気だったけど、中学生になって、より人気になった。



全然会ってないな…。
隣の家だから、会おうと思えば会える。

けど、原因が原因だから…。
遥が責任を感じてるかもしれない。



そんなことをもんもんと考える日々を過ごしていた。





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