年下幼なじみにずっと愛されてました
懐かしいお風呂にありがたくゆっくりと浸かる。
小さい時は遥とふみさんの3人で入ってたこともあった。
遥、本当におっきくなったなぁ……。
でもまだ背伸びるんだろうなぁ……。
「………っ!お風呂変わらなきゃ!遥の方が断然疲れてるのに!」
タオルを借り、下着はリュックから探しだす。
人の家で下着姿でいるのが、見られてる訳じゃないのに恥ずかしくて遥が用意してくれたであろう着替えを急いで着る。
リュックから取り出した化粧水たちもそこそこに塗りこみ、濡れたままの髪の毛をタオルに挟んだままリビングに向かった。
急いだ様子の私を見て遥は「急がなくて良いって言ったのに。」と呆れたように言った。
「座ってな。」と今まで遥がいた場所に座らされ、じっと座る。
「……ふみさん手伝います!!」
「あー、ちょいちょい。髪乾かすのが先だろ。」
落ち着かない私の前にドライヤーを手にした遥が戻ってきた。
「確かに。…ありがとう。」