年下幼なじみにずっと愛されてました
「いや、反対する気は全くないんだよ。ごめんね、ちょっとびっくりしたんだ。」
頭を上げなさいとお父さんに言われて頭を上げるとお母さんは目をキラキラさせていた。
「そうよねぇ!交際期間が今までの期間のようなものよねぇ!私でもそう思うわ!」
「え!?さすがに今すぐ結婚はどうかと思うよ!?」
「違うわよ〜。交際報告なんて2人の絆で今更する意味ないし、するなら結婚予告だ!ってことでしょー?」
「はい。たぶんお2人には俺が莉子のこと好きなの昔からバレてると思ってたので。」
え?
「うふふ。そうねえ。莉子も遥くんが大好きなのは伝わってきてたから。ふみちゃんと親戚になれるねーなんて話してたし。」
「うんうん。遥くんにならいつでもと気持ちの準備はしてたんだ。でも、急に来ると準備しててもびっくりするものだな。」
「すみません。さっき、ようやく伝えられたんで。」
「さっき!?…まあまあ、そんなに慌てなくても良いのに。」
「いえ。許可をちゃんと貰いたかったので。」
おーい…?3人で話進めすぎじゃないですか?
「言わなくても大丈夫だと思うけど。…高校生としてきちんと勉強に部活に頑張るのが第一だからね。…その、節度を守れば…、うん。節度を守って、高校生活を。」
「無事に遥くんが卒業できて、2人とも気持ちに変わりないのなら、その時はまた報告してくれ。」
「はい。ありがとうございます。」