年下幼なじみにずっと愛されてました
第3者からの声に驚いたのか、彼の手がわずかに緩み、慌てて私は掴まれてた手を引いた。
「白石ー。話は終わったのかー?終わったならさっさと準備しろよ。今日から1年がいるからなー。」
1年…!?
彼の後ろにいた先生
の、更に後ろにはこの前入学してきた1年生が数人いた。
「ごめんなさい!私は本当に部活が好きなので付き合えません!ごめんなさい!!さくちゃんもごめん!準備してきます!」
彼に返事をさせる隙間もなく、ひと息で言いきり、目の前のドアを勢いよく開ける。