年下幼なじみにずっと愛されてました
「へぇ、2人は?そういうのないの?」
「それ俺らも聞きてぇ!」
「えっ!いや!俺はバスケに集中したいからっ!」
慌てたように取り繕う隼人くんにみんなから嘘つけという声がかけられる。
「俺より、遥だよ!1番モテんの遥だし!」
「どうなの?モテ男」
くるくるとスプーンの上でパスタを巻きつけていた遥はゆっくりと顔を上げて、ふっと笑った。
「丁寧なラブレター付き。」
ラブレター…
そう言った遥の表情は穏やかに見えた。
「ムカつくな〜!ずりぃよ遥ばっかり!!」
「俺だってラブレター入ってるぞ!電話番号からSNSのアカウント名まで書いてある!」
……それは、すごいな。