年下幼なじみにずっと愛されてました
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「白石〜、ちょっといいか。」
HR終わり、さくちゃんに呼ばれて廊下に出る。
「これ配っといてくれ。俺、会議あるから遅くなんだわ。」
「はい、分かりました。」
預かったのは、練習試合の日程だった。
「稜先輩!さくちゃんから練習試合のプリント預かっているんですけど。」
「お、まじ?1枚ちょーだい。」
パラパラとHR終わりの部員たちがやって来て、ストレッチをしている所に制服でリュックを背負ったまま入る。
「うわー、さく先なかなかの日程だ。これはきついぞ。」
なんだなんだと数人が集まり始め、私は慌てて持っていたプリントを配っていく。
そうしてる間にも途切れなく次から次へと着替えた部員たちがやって来たため、着替えに行くタイミングがなかった。