年下幼なじみにずっと愛されてました






「以上の5人だ。まあ今日は軽くでいいから。キャプテンはこの向井(むかい)な。何でも聞けよ。」



「向井稜(りょう)。よろしくな!」



「おし、じゃあ、練習開始ー」





はいっ!とみんなが言った声にハッ!となり、私も慌ててマネージャーの仕事をしに向かう。



そういえば、1年生がどんなプレーするのか、これからうちの学校が良い方向に向かうのか、そんなことを色々想像していたせいで、1年生の自己紹介を全く聞いていなかった。


…マネージャーとして失格だよ。


「っダメだ!気合い入れろ!」



頰をパチンと叩き、ストレッチを始めてる部員を横目に仕事を始める。


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