復縁する可能性ゼロ%


「まさかぁーと言いながら
一緒だったってわけね
どう言うことか説明してほしいわ」


「あのですね
有給請求を伝えたら
すごく高熱で机に伏せてて
それを見て見ぬ振りして帰るわけに
行かなくなってそれでどうしようかと
考えてるところにたまたま
専務が通りかかって
2人で課長の家に運んだだけですよ」


「ふーんそう?
頼むよとか言われてたじゃん
あれは何?」


「あーあ あれね
きっと専務はあたしたちのことを
勘違いしているんですよ」


「それで?熱のある課長を
置き去りにして帰った?
それとも朝まで面倒を見た?」


「えっ。。。あの。。。」


「ふふふ良いわよ
そこまで深く追求しないから」


してるじゃん
ふふふって変な笑みを浮かべるし。



「あの。。。
実は課長には彼女が居るんですよ
だからみのりさんが想像していることは
違うので」


「え?彼女が?
そうなの?」


「そうです!
なので課長を送ってその人と
バトンタッチしました」


「え?本当に?
課長に彼女?」


「はい だと思いますよ
合鍵を持っていましたから」


「あんたが居て修羅場とかに
ならなかったわけ?」


「なりませんよ
あたしは玄関に居て向こうが来て
課長は『会社の人だ』と説明したし」


「へぇ」


玄関で会ったのは事実だしね。



「彼女ねぇ。。。
納得いかないなぁ
玄関先で会って?それで
何事もなく?
会社の人だと言うのを信じる?
あんたが逆の立場だったら信じる?
あたしは信じないなぁ
その場で激怒だわ」


うんあたしでもそうかも?
でも本当に信じてたから
心の広い彼女さんか
颯斗のことを心底信じてるんだよ。



「信じてましたよ
お礼まで言われましたから」


「へぇそんな女も世の中いるんだよね」


うん確かに。。。








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