復縁する可能性ゼロ%


「京田さんかぁ〜
ちょっと段取ってみるわ」


「え?」


「任せなさい!間に入って
うまく行くように頑張ってみるから」


「いやいや どっちかを選ぶなら
ってことで。。。」


「まぁまぁ」


ヤバイ!
このままだったら変なことになりそう。


「あのっ!あたしは職場恋愛は嫌なので」


「そう?」


「別れたら気まずいし」


今でも気まずいのに。颯斗とのこと。


「そう?別れる前提であんたは
男と付き合うわけ?」


「違いますけど」


「うーんそれなら1から選び直しだわね」


「それより
あれ不自然じゃないですか?」


話の途中だけど
ふと見た入り口付近のテーブルと
真ん中あたりのテーブルが気になった。


横田さんが1人で昼ごはんを食べていて
真ん中辺りには青山さんと西本さんが
一緒に食べていた。


「仲間割れですかね?」


「きっとね!
この前のお医者様との合コンで
ついにあの2人がキレたかもね
女王様も見放されたってことかもね」


「怖いですねぇ」


横田さんも少しは身に染みたらいいと思う
いつも周りを動かせて自分は何もせず的な
あんな態度の人は1人になってわかるんだ。


食器を返却口に返すとき青山さんたちと
一緒になった。


容赦ないみのりさんは
「何?喧嘩でもしたわけ?
いつも3人一緒なのに」
と堂々と聞いた。


「あ。。。まぁ。。。色々と」


「女王様の態度に
もう着いていけなくなった!って
感じかしら?」


「よくお分かりで」
と2人はクスッと笑った。




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