復縁する可能性ゼロ%



「最悪は最悪だけど
あなたたちも同罪だと思うよ」


みのりさんの言ったことに
「はぁ?同罪ってどう言うことですか!」
と少し怒ったように青山さんが聞いた。


「いくら横田さんの考えた仕業でも
それを知ってて黙ったまま
見て見ぬ振りをしたわけでしょ?
もしくら業者差し替えを手伝った?
 ちょっとこれは上の人に話すから」


「え?え?それは。。。」


「手伝ったと言うか
その。。。あっ!見張り役?
そうそう横田さんが誰が来ないか
見張っててというから
外で見張ってただけで
ねっ!青山さん」


「・・・うん・・・そ・そうよ」


「ふーん まぁいいわ
調べるから!これは事の流れによったら
刑事事件だからそれは覚悟しといて
じゃあね 坂倉帰ろ」
と颯爽と歩くみのりさんは
すごくかっこいい。


その後をチョコチョコと着いていく私
みのりさんの彼氏が言った言葉が思い浮かぶ
「ペットのようだ」
まさしく今がそれ。


「坂倉!何かあるよ
もしかしたら横田さんの仕業に見せて
あいつらがやったかも
横田さんを辞めさせようとして」


「そこまでやりますか?
それに何故私の仕事の事を
利用するんです?」


「あんたもバカだね!
あんた呼ばれて殴られたりしたんでしょ?
横田さんはあんたのことを嫌ってる
それを利用したのよ!
嫌ってる相手を困らせるために
業者をを差し替えて結局犯人は横田さん
そして横田さんは会社をクビ!
それを狙ったシナリオ」


「うーんそうですかねぇ」


出来すぎたシナリオ
恐ろしいシナリオだ。


「どうする?徹底して調べる?
それともあんたの失敗!ってことで
話を終わらせる?」


「失敗は嫌だ・・・」


「だよね
じゃあ!やろう!」




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