復縁する可能性ゼロ%


「ね!聞くんだけどさ
あんたどうして呼ばれたか知ってる?」
颯斗は容赦ない。


「いえ」


「あっそう
青山とか西本に見張り役頼んだりしたか?」


「そのことだったら
さっき話したわよね?」


「見張り役ってことはないな
お前は映ってないから
と言うことは自分が見張り役で
やらせたってことか?」


「ち・ちょっと!!!なんですか!
失礼にも程があります!」


横田さんが颯斗の質問に怒った。


差し替えの話を伝えると
今度は横田さんが私に振ってきた。


「あたし言ったよね?
あたし知らないって!
濡れ衣晴らしたい!って」


「うん」


「信じてくれてると思ってたのに
最悪!」


信じてなかったのは事実だから
返す言葉がない。


「何がなんだかさっぱりわからない!
早く見せてよ その映像を」


「揃うまで待ってくれ
本当にお前が知らないんだったら
お前のせいにしようとした理由を
聞かないといけないし
お前だって今ハブられてるんだろ?
ちゃんと話をする機会に
なるんじゃないか?」


颯斗は仲間割れしていることに
気がついている。


いつも一緒に3人が居たのに
今は2対1だからすぐにわかったのかも。


「待って!それが事実なら
その仲間割れに
あたしが利用されたってこと?」


「そーなるわな」


「最悪!!!」


ブツブツと言っているうちに2人が
到着したようだ。


颯斗に呼ばれただけで
私たちが揃っていることに2人は
びっくりしている。


「え?なんで?」


「今から見てもらいたいものがある
みんな見える位置に集まって」


モニターの前にみんなを、集合させた。


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