復縁する可能性ゼロ%
さっき見た映像をみんなで見た。
映っている2人は言葉を失ったことに
対して颯斗が尋ねた。
「これは何をしているのかな?」
「え?あ・あの・・・
あっ!あのっ 松本木材店から
書類の確認をして欲しいと電話がかかって」
「それで?なんで関係ない君が出るわけ?」
「たまたま通りかかって。。。
そしたら電話が鳴ってて。。。」
「見苦しい作り話はよせ!
横田に頼まれてやったのか?」
「そ・それは・・・」
「あんたら!
あたしと坂倉の前で言ったわよね?
横田さんに頼まれたって」
「ち・違う・・・そうじゃなくて」
事実を見せられ2人ともオドオドとするばかり。
「おい!何のためにやったんだ?
たかが女の醜い争いに
会社の信用を失うようなことを
材料として使うな!
しかも坂倉の信用問題もあるだろ!
こいつは自分のミスと言うことで
丸く収まるならとグッと堪えて
なぁ〜坂倉こいつらを訴えるか?」
「よくわからない
混乱してる」
「ごめん・・・青ちゃんニッシー」
横田さんは2人に
自分の取った態度などで
2人をそこまでするくらい
嫌な気持ちにさせていたことを謝った。
「ま。。。あたしたちも
横ちゃんに対して
ヤキモチ妬いてたのかも」
3人は「あの時はこうだった」
とか「あの態度はどうだった」とか
言いながら3人とも謝りながら話している。
私はそれを見ていて
「そこ!違うかない?」
謝る人を間違ってない?
そう言いたかった。
1番に謝罪するのは私にじゃない?
すると颯斗がすぐに
「おい!そこは
『ごめん』で仲良しこ良し?
そして仲直り?
この問題はどうするんだ!」
と口に出してくれたので
少しホッとした。
「あ。。。」
「お前らを仲直りさせるために
集めたんじゃないんだよ!!!
少しは坂倉にすまない
と謝る気持ちはないのか!!!
坂倉〜警察に届けるか?」
あたしの味方をしてくれる颯斗に
少し戸惑った。