復縁する可能性ゼロ%
「課長!もしもこれが
坂倉でなく他の人だっだとしたら
あんなに怒ってます?」
みのりさんがとんでも無いことを
颯斗に聞いた。
「どう言う意味?」
「抑え気味みたいだったけど
結構顔はマジでしたからね」
「別に坂倉だからってことは無い
それだけは言える」
「そうなんですね
なんだぁ〜課長は坂倉の事となると
必死になるなぁと思ってたのに」
「それは思い過ごし!ってこと
坂倉の事になると!じゃなくて
この事は会社の責任問題であるから
ただそれだけのことだから!
あまりそんなこと言わないでくれる?
坂倉が勘違いするから」
私のためだったら必死になる
イコール私のことを好き?
そう勘違いすると言う颯斗。
「別に勘違いなんかしません
言われなくてもわかってますから
お先に失礼します」
このまま居ても嫌なことを言われたり
嫌なことを聞くばかり
2人より先に帰ろうとした。
その時
「坂倉っ!例の件
考えておくね
いっぱい知り合い居るから任せて」
みのりさんが余計な一言を言った。
「例の件?」
もちろん颯斗は聞く。
「彼氏が欲しいんだって
だから紹介しようと思って」
「あっそう」
興味ないのはわかるけど
『あっそう』って冷たく言わなくても。。。
「一歩前進に協力しようと思ってね」
「一歩前進?興味ある話みたいだね」
「みのりさん!もうあたしのことは
いいですから帰りましょう」
みのりさんを残して先に帰ったら
颯斗に何を話すか分からないから
一緒に帰ろうと思った。