復縁する可能性ゼロ%
するとみのりさんも
「そこぉ〜ラブラブじゃん!
京田さんって一杯入ると
甘えんぼーになるんだね」
とこれもわざとだと思うが
追い討ちをかける。
「お前たちマジで付き合うの?」
颯斗が私たちに尋ねた。
「その気満々ですけど?
あっ!課長にお伺いを
たてないとダメでしたか?」
「いや。。。別に」
「同級生?昔の知り合い?
そんな関係だから
課長のお許しが必要かと思ってました」
「気にすることはない」
冷たく返す颯斗。
まぁ。。。私の事なんて
眼中ございませんからね。
「課長!目の前の2人は放っておいて
あたしらはあたしらで話しましょ
今度のハウジングフェアが
あるじゃないですかぁ
あの事で聞きたいことがあって」
みのりさんは颯斗と突然仕事の話を
始めた。
「なんだ。。。仕事の話か」
と言いながらもその話を
真剣にし始めた。
「少しは効果あったみたいだよね」
京田さんはそう言うが
全然変わらないと思う。
それより余計に冷たくなったと言うか
視線が前以上に冷たくなった。
そんなのお構いなしで京田さんは
「このゲーム面白いよ
やってみる?」と
携帯のゲームを出して私に勧めた。
「これどうやるの?」
「ここの敵をこのAボタンで倒す
そしてこっちのBで逃げる
やってみて」
やってはみるが下手くそ過ぎて
2人で大笑い。
「意外と鈍い?」
「初めてだからよ!
慣れたら出来るからぁ」
「とか言っちゃってぇ」
「わっ!!!京田さーん!!!
助けてぇ わぁーーー」
「もぉ。。。まだ死んだじゃん」
「だってぇ〜むずい!!!」
「あはは」
「笑わないでよぉ〜
マリオカートならあたし強いのに!」