復縁する可能性ゼロ%
私はどうする?
私も一式クリーニングに出そうか?
明日の朝仕上がってくるから。
いやいや
颯斗が気がついた時点でタクシーで帰ろう
クリーニングはこの2点だけにしよう
すぐに手配をしたのだった。
寝ている颯斗の寝顔は
昔と変わりない。
ねぇ。。。颯斗。。。
どうしてまた出会ったのかな?
振られたのにまた好きになったって
言ったらバカにするよね?
『バカじゃないのか?
身の程知らず!!!』って。
だから告白なんてしないよ
昔の元カノ・同級生
私はそれだけの存在でいい。
颯斗には
あんなに素敵な人がいるんだもんね。
寝顔をずっと眺めていた
・・・が
私は次の行動に出た。
ここから帰らなきゃ。
「ねぇ!颯斗!起きてよ」
起きるのをじっと待つよりは
起こして状況説明して帰ろう。
「うーんー
一緒に寝よー」と引っ張られ
颯斗の上に倒れ込んだ。
「颯斗っ!勘違いだよ
あたしだよあたし」
「・・・頭に響くから
小さい声にしてー」
颯斗は私を胸に引き寄せ
目を閉じたまま。
相当だね
彼女とあたしを間違うなんて
大バカじゃん。
抜け出さなきゃ。。。
でも心地良くて
このままで居たいと言う
私の心の底の感情が動きを止める。
もし目覚めたら?
「お前!何してんだよ!
酔っ払ってるのを良いことに
襲う気か?そこまで飢えてるのか?」
などきっと嫌味をいっぱい並べるだろう。
「颯斗。。。離して。。。」
「うーーーん」
少し動いたかと思うと
私を抱きしめている自分の手を
組み変えてしまって
ますます抜け出せなくなってしまった。
やばいやばい。
少し顔をあげれば目の前
至近距離に颯斗の顔。