復縁する可能性ゼロ%


「颯斗って酒癖の悪い男だったのね!」


「酒癖悪いって?何かした?」


最低。。。覚えてない。
無意識であんなことをするの?
あんな濃厚な。。。


いや
彼女と間違えてたから無理もないか?
でも!間違えたとしても
他の女に手を出そうとする?
最低だよ。


「どうやってここまで来たか
覚えてないの?」


「ごめん
飲みすぎたみたいで
いつもはここまで飲まないし
こんなに記憶のないのは初めてだから」


「なぜそこまで飲むのよ!」


「・・・気分が良かったから」


「信じられない・・・」


「お互い服を着てるから
襲ってはないみたいだけど?」


「彼女と間違えてたのは事実
酔って彼女と他の女と間違えるって最低」


「だから間違えてた何かした?」


「あたしを襲ったの!」


「はぁ?オレがお前を?」


はぁ?オレが。。。お前を?。。。
その言い方はオレがお前を襲うはずがない!
と言う気持ちがいっぱいに込められている。


「それは嘘だけど・・・」
襲われてないない
だけれどあのままだったら
そうなっていた可能性はほぼ100%。


「だろ?オレがお前を襲うわけないし」


そう思ってるのだろうなと思っていたが
声を出して言葉にされると辛い。


「だよね!
わかってるよ颯斗の気持ちは・・・
でもこの前したよね?あたしたち」


「ああ あれはお前が試してみようとか
言うから」


「あたしのせい?」


「・・・・・」


颯斗は何も返すことがないのか
『そうだお前が・・・』と
続けて言うのが申し訳なくなったのか
黙ってしまった。


「そうよね
何もかもあたしのせい」


「聞くけどさ 京田さんとも
そんな関係になろうと思ってた?」


「えっ?」


「ゲームで賭けてただろ?」


誰とでもそう言う関係に
なると思ってることに腹が立った。


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