復縁する可能性ゼロ%

「颯斗？」


「本当にごめんなぁ」と強く抱きしめ
またキスをした
どうしてもしたくてしたくて
仕方なかった
酔ってるせい？よくわからない。


「颯斗！！！
起きて！！！」


オレから離れ日菜子は
ベットから下りた。


「颯斗！！！起きて！」


怒鳴り声のように発した日菜子の声に
やっと夢と現実を彷徨って
暗闇から抜け出せたようだ。


「あれ。。。日菜子。。。？
ああ？坂倉？？？
頭　痛てー！！！」


「でしょうね。。。
あんなに飲むと」


「うん？なんで？お前京田さんと？」


そうだよ！
京田さんと目の前で
イチャイチャしてたくせに。


だからオレは飲むしか無かった
はぁ？それでこんなになるまで飲んだ？
何をやってんだオレ？


「その京田さんとみのりさんに
起きるまでまた颯斗の面倒を見ろと
指示されたの」


「え？どういうこと？
しかもここどこだ？」


「お店の近くのビジネスホテル
京田さんがアプリで予約してくれたの」


やっぱりここはホテルか。


「ああ。。。そう
で？なんでお前がここに？」


「だからっ！置いていかれたの！」


「大きな声出すなよ
頭痛い！」


「知らないし！」


マジでガンガンする。


「颯斗って酒癖の悪い男だったのね！」


「酒癖悪いって？何かした？」


夢じゃなかった
オレ日菜子に。。。
キスした。。。無意識に。。。


でもここはシラをきるしかない。


「ね！どうやってここまで来たか
覚えてないの？」


「ごめん
飲みすぎたみたいで
いつもはここまで飲まないし
こんなに記憶のないのは初めてだから」


「なぜそこまで飲むのよ！」


「・・・気分が良かったから？」


「信じられない・・・」