復縁する可能性ゼロ%
「ごめんなさいね
勝手に想像しちゃって」
「え?」
「2人がいい仲だと」
「ああ〜全然別に
気にしてませんよ」
「元彼と元カノ同士って
やりにくくない?」
「初めはそうでしたけど
今では喧嘩仲間です」
と笑って見せた。
「いつが予定日なんですか?」
即座に話を変える私。
「来月なのよ」
「性別は分かってるんですか?」
「女の子だって言われてるの」
「へぇ いいですねぇ」
「あなただってすぐだわよ
彼氏は?」
「あたしなんてまだまだ
相手を見つけるところからなんで
まだまだスタート地点あはは」
「そうなの?フリー?
さっきの人とはどうなの?
復縁とか?」
「さっきも言ったように
喧嘩仲間なんで恋愛とかには
発展しませんよ
それに向こうは相手がいるので」
「あらまーそうだったのね」
「へへへそういうことです
先輩とは長いんですか?」
あえて将也さんとは言わず先輩と言った。
「将也とはね
知り合ったのは5年くらいになるんだけど
正式に付き合い始めてたのは1年前かな?
すぐに子供ができちゃって
とんとん拍子に進んでって感じなの」
「幸せそうで羨ましいです」
「あなたもきっと
幸せが訪れるわよ」
「へへへありがとうございます」
「あの人たち遅いわねー
何話してんだろ?」
「ですね」
しばらくしたら
2人は戻ってきた。
「遅かったね」
「久々会ったから色々話してた
さっ!2階の方を見に行こうか
あっ!案内はいいから
ゆっくり自分で見学したいし
後で聞きたいこととか要望は言うから」
と将也さんたちはゆっくりと
2階へ上がって行った。