復縁する可能性ゼロ%
さすがに次の日曜は
多くの人が訪れて昼も
まともに取れないくらいの忙しさだった。
19時施錠をしてA棟の那月たちの元へと
行った。
「たくさん住所をゲットしたけど
この中で何件が契約してくれるかな?」
「10分の1だと思ってた方がいいよ
それもないかもしれない」
那月に言われて「えーマジー」と
一気に疲れが出てしまう。
あんなに頑張って接待しても
それだけのものなの?
「足もパンパン!
ずっと立ってたし!
それに何より明日仕事って。。。」
「日菜子さん頑張れ!
あたしも同じだから」
「もぉー今日は早く帰って
ゆっくりお風呂に浸かって
足のマッサージして寝よっ!」
「そうね
お疲れ!」
もう1人の営業部の宮原さんと
話している颯斗にもお疲れ様と言いに行き
帰路に着くことにした。
「課長 お疲れ様でした」
「あっ!坂倉待って
宮原さんお疲れ様 じゃあまた明日」
と私に待つように指示をした。
外で待っていると
「昼もまともに食ってないだろ?
飯食いに行かない?」
と誘ってきた。
「今日は足がパンパンだから
早く帰ってお風呂に
浸かってマッサージでもしようかと」
「腹減ったら寝れねーぞ?」
「非常食があるから大丈夫!」
と言ってる矢先
私のお腹は『グー』と音を立てた。
「プッ!それじゃ
家までもたないんじゃないの?」
「大丈夫!」
「途中で倒れるぞ
倒れて呼び出されるのは迷惑だから」
迷惑か。。。
どこまで嫌われてるんだろ。。。
「安心して!
どこで倒れたって何したって
颯斗は呼ばないから・・・颯斗だけは」
「そんなこと言うなよ・・・」
あれ?颯斗が悲しい顔をしてる?
「強制拉致!!
オレが腹減って倒れそうだから
お前も付き合え」
一瞬でいつもの颯斗に戻っていた。