復縁する可能性ゼロ%
「じゃあ 行くね!
初対面から遅刻って最悪だし
石本さんに怒られちゃうし」
「待てよ」
「なんで?もう話終わったでしょ?」
「日菜子はオレに対する気持ちって
全く無いわけ?」
好きだよ!好きだから
忘れようと努力してる
だから今日他の人と会って
紹介してもらって次のステップに
進もうとしてるのに。
「何でそんなことを聞くの?
それ聞いてどうするの?
颯斗は彼女居るじゃん!
好きになる方がおかしくない?
あたし嫌なんだよね
取っただ取られただって揉めるの
そんなめんどくさい事大嫌い!
もう行くわ!」
「あれは違うってぇ彼女じゃないよ!
しかも旦那もいるし」
「え?不倫してるの?
やめなよ」
「都合の良い耳だな」
「はぁ?腹立つんですけど!
都合のいい耳?はぁ?」
しだいに颯斗に腹が立ってくる
時間がないのに
引き止めて。。。
「彼女じゃない!って初めに言ったじゃないか
それなのに不倫?
不倫なんてするわけないだろ!」
「そんなに怒って言うこと?」
「ごめん・・・カッとなって
あれはいとこなんだよ
もともとあの家に住んでて
結婚するから引きあげようとするのと
オレが日本に帰るのが
ちょうどタイミングが良くて
名義変更だけして住んでるだけ」
いとこ?いとこが
あんなこと言う?
ここは別に【いとこ説】に設定しなくても
いいんじゃん
何がしたいのかさっぱりわかんない。
「いとこ?ハハハ
どうでもいいですけど!
関係ないんで!」
「なんで信じない!!!」
そこまで大きな声で
怒鳴らなくてもいいじゃん!