復縁する可能性ゼロ%


「怒らないでよ!」


「怒ってないだろ!」


「怒ってるじゃん!」


その時。。。
誰が総務課のドアを叩いた。


思いっきり言い合いしてましたけど?
どうしよう。。。


課長と喧嘩してたとか
明日になればそこに居る相手によっては
広まるかもしれない。


「ごちゃごちゃ煩いんですけど?」
と入ってきたのは京田さんだった。


「あっ。。。京田さん
何か忘れ物ですか?」


「忘れ物と言っちゃ忘れ物なのかな?
オレさぁ 相手に言わせようとする人
大っ嫌いです
卑怯ですよ!」


どこから聞いてたの?
相手に言わせるって?なに?
そんな雰囲気の何かあったっけ?


しかも卑怯って?


「坂倉やっぱ
オレと付き合わない?」


「え?」


京田さんは私の手を引っ張った。


「こんなクズ男になんて
坂倉を渡せません」


「京田さん!
勝手なことばかり言ってると
怒るよ?」


颯斗は冷静に言ってるつもりだろうが
目は完璧怒っている。


「なぁ。。。石本
あの話無かったことにしてくれないか?
どの口が言ったんですか!!!」


そんなことを言いながら
今度は石本さんが入ってきた。


「え?石本さん?
あ。。。あの。。。MIRAIは?
え?どう言うことですか?」


石本さんの登場で
何が何だかわからなくなった。


「だからさっき言ったでしょ
なぁ。。。、石本
あの話無かったことにしてくれないか?って」


「それは誰のセリフですか?」


「目の前のこの人よ」


指を指したのは颯斗のこと
颯斗がそんなことを石本さんに
電話をした?


どこまで邪魔したいの?



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