復縁する可能性ゼロ%


「だから今晩の話は無しになってたのよ」


「え?8時に来て!ってことは
初めからなかったってことですか?
言ってることがわかりません
頭がおかしくなっちゃったみたいで。。。」


日曜日のフェア最終日
颯斗とご飯を食べていると石本さんから
電話がかかった
それは誰か紹介してくれる話で
二択を言われ自分はそんな権利ないから
お任せしますと言う話だった。


その時石本さんが颯斗に変われ!と言うことで
変わったら色々話をしていた。


「坂倉に男を紹介するから」


「オレには関係ない」


「関係ないんですね!
本当に!」


「ああ」


とそんな感じで話が終わったのに
夜に直々に石本さんに電話をかけて
「石本。。。さっきの話だけど
無かったことにしてくれないか?」
と言ったそうだ。


「なんで?なんでそこまで邪魔したいの?」


私は颯斗に訴えた。


「邪魔じゃないわよ!
この人って坂倉のことになると
バカになるみたいだわ
どうしようもない奴だわ
いかにも行かせたくない!なんて
カッコいいこと言ってるけど
そこは違うかない?
もうその話は流れてるんだから
正直に今の自分の気持ちを伝えるべきじゃない?
回りくどいんだって!」


「え?」


「石本ひどいこと言うなぁ
慎重になると言ってくれないかな?
1度傷つけてるから
またオレの一方的な思いで傷つけたら?と
思うしだから坂倉。。。ううん日菜子の
気持ちが知りたかったんだよ」


「訳わかんないですね
坂倉に気持ちがなかったら
諦めると言うことですか?」


「そうなるわな」


3人の会話を聞いてると
颯斗は私のことを好きだということ?
と理解していいのかと勝手に思ってしまう。


それに私のいないところで
こんな話が日々されていたのか?
どこまでこの2人が私たちの過去を知ってるの?





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