復縁する可能性ゼロ%
「坂倉はさぁ 課長のこと
どう思ってるの?」
京田さんに急にふられて
「え?」「あっあたし?」
とおどおどしてしまう。
みんなの前で言うの?
もし伝えてまた振られることだってあるよね
さっきの流れから颯斗があたしを好きだと
自惚れてて
もしかするとドンデン返しになるパターン
だってあるかもしれないし。。。
「坂倉も好きでしょ!課長のこと」
石本さん なんでわかるの。。。
「だって!坂倉は課長の事
いつも目で追ってるし
課長も課長で坂倉のことに気にしてるし
あーあ やってらんない!
もー!!!チュッでもして復縁して
はいはい」
と颯斗とくっ付けられ
「あたしたちがするのはここまで
明日になって険悪なムードだったら
2人とも殴るよ?
じゃあ 京田さん帰ろうか」
「そうですね
オレたちが現れなかったら
まだまだ平行線のままでしたよね!
いつか課長がいいもの食わしてくれますよ
これで奢らないってそんなことは
課長はしないですからねぇ
では!仲良くしてくださいねぇ」
「防犯カメラには気をつけてねぇ〜
あっ!映らない場所は
わかってるって言ってたね
どーぞどーぞ仲良く」
2人は謎の微笑みで去っていった。
「あいつら。。。まったく。。。」
颯斗は頭をかいた。
「ねぇ。。。思い過ごしかもしれないけど
聞いていい?」
私は颯斗に言った。
「なに?」
「颯斗。。。その。。。
あたしのこと。。。
あっ!自惚れだったら笑っちゃうけど。。。
あの。。。」
聞けない
怖くて聞けない。
「好きだよ」
またまた私を抱きしめた。
「・・・・・」
私は無言のまま颯斗を見上げると
目が合った。
「あー恥ずかしい。。。
そんなに見んなよ」
「だって 颯斗のそんな顔
久々に見た」
初めて告白された時
やっぱり今のように
ギュッと抱きしめられた
そして見上げた顔は照れ顔。
そんな顔を見られたくないから
抱きしめたと言った。
今も?