復縁する可能性ゼロ%


「ほらね!
さっき クスッと笑い声が聞こえたんだよね」


先に起き上がった京田さんは
石本さんに手を差し伸べて
立ち上がらせながら
「もう!石本さん
声出さないでって言ったのに」
と言った。


「ごめんごめん
聞いてて面白くてついつい」


「この流れはチュッでしょ?
そこまでみたら帰るって言ったのに」


「もしかしたらその先もやってたかもだけどね」


「そこの2人!
そこまで理性は無くさないよ
いくら日菜子と愛を分かち合いたくても
大切な会社でそんなことしないから」


(余計なことまで言うなし!!!)


「課長はやっぱり上手だ
かなわないー」


「これから4人で飲みにいくか?」


(え?この流れで飲みに行ったら
話のネタにされるだけだよ)


「遠慮します」


「2人は帰ってどーぞどーぞ
愛を育んでくださいな
京田さん今度こそ本当に帰ろうか」


「そうですね!
では!末長くお幸せにぃー」


2人は帰って行った。


「なんなんあの人たち。。。
学生じゃあるまいし いや
今時学生でもこんなことしないよな?」


「確かに・・・」


「何だかんだと言っても
あの2人には感謝しかないけどな
気持ちに気づかさせてくれたから」


「そうだね」


「じゃあ 行くか」


「どこへ?」


「2人きりになれるところ
どうせ明日お互い休みだろ?
遠出でもするか?」


「うん!いいね!」


私たちは未来の扉が開いた
色々過去はあったけど
すべて思い出に変えて
これから待ってるだろう楽しい未来へと
進んでいくのです。




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