復縁する可能性ゼロ%
どうして私に冷たいのか
6年前の再会の時もそう。
今回もそう。
私が何かした?
10年以上の前の話だけど
私が気づかず颯斗の気に触ることを
やったか言ったなら
今回謝るよ。
せめて この悪い雰囲気だけでも
解除してれないと
私は毎日が息がつまるよ。
「ドリンクお持ちしました」
フリードリンクだったので
次々と注文する飲み助達。
誰が何を頼んだか
もはや 分からなくなっている。
私が頼んだのは
ブラットオレンジジュース。
喉が渇いていた私は
半分ぐい呑。
「美味しー!」
でもそれは
甘酸っぱいブラッドオレンジジュース
・・・ではなく。。。
誰かが頼んだ酎ハイだ
半分飲んで気がついた。
げっ。。。
調子悪いのにまた飲んでしまった
まぁいいや
とことん酔っちゃえ!
どうなってもいいや!
なんて半分はヤケくそ。
これには誰も気づいていない。
「あれ?オレのカシスオレンジは?」
柴田さんが探してる
柴田さんのだったのか。
「知らないよ」
「坂倉それ何?」
「これ?ブラッドオレンジ」
嘘をつく。
「これもブラッドオレンジだけど?
微妙に色が違うくね?」
「そう?」
「違わねーか?
間違えて2つきたのかな?」
「かもね また頼めば?」
誤魔化す私。
人の歌うのを聞いてきたが
急に眠気が襲ってくる。
「おーい!起きてるかぁ?」
「あっ・・・主任・・・」
「おーい!目が閉まってるぞー」
「瞼が重くて勝手に
閉まっちゃうんです」
「お開きになったら
起こしてやるから寝てろ」
【はい】と言うのが早いか
目が完璧に閉じたのが早いか
私は夢の世界へと突入したのだった。